ハセガワ 1/48 Ju87B-2 製作記 その9 7/8
汚し塗装の前にハゲチョロを完成させてゆきます。
整備員、パイロットが踏んで出来た傷は粗目のペーパーで、パネルの脱着で出来たエッジの剝げはデザインナイフで、リベットは細かい目のペーパーで再現して加えてゆきます。
楽しくてやり過ぎに注意しながら強調したい部分は少しだけ多めに。後で追加することは出来ますが、やり過ぎの修正は少し手間なのでほどほどにしておきます。
脱着するパネルのカドとボルトの周辺を剝げさせます。リベットはペーパー800番の使い古しで軽く擦ってあげると浮き出すように現れてきます。後で修正も出来ますが、リベットは全面ではなく、気流の流れを意識してメリハリをつけて剝がします。
国籍マークのマスキング漏れはリタッチしておきます。
主翼前面、固定脚カバーは気流が強くあたる部分なので多めに剝がします。多めと言っても、細かく多く剥がした結果で大きく剝がれたように見えるのを意識します。ネット上で見つけた実機の写真が参考になりました。
一通り剝がしたら、汚し塗装の本番です。
油彩のこげ茶系、ホコリ色系を中心にホワイト、グリーン、ブルーも少し使います。
迷彩部分は、塗って、延ばして、乾燥しての繰り返しで、一回ごとの変化は少ないですが、重ねてゆくことで退色表現とも汚れとも見えるムラが出来てきます。やり過ぎた時や、均一になり過ぎた時は思い切って拭き取ったりもします。
下の写真では、均一になり過ぎたのでこの後に一部拭き取りました。
下面も油彩を使って汚しますが、上面ほど汚しません。
下面の様子が判る実機の写真が見つからなかったので想像して汚します。茶系とホコリ系を使いますが、汚くならないように気を付けます。
汚しなのに汚くならないようにとはこれ如何に?。
主脚より右側が汚し中、茶系の汚しで色調が変わってきています。左側はまだです。国籍マーク、黄色帯も汚します。
尾翼の下面も汚しますが、主翼下面より控え目にしています。赤みの少ないセピアで汚しましたが、こちらの方が下面色の色調の変化が少ないようです。油汚れの混じる部分と単純な汚れの部分で使い分けると良い結果になりそうです。
なんとな予感していましたが、フラップが折れました・・。
手で持つ時の負荷に加えて油彩のテレピンの浸食に耐えられなかったようです。長めのパーツにもかかわらず5か所だけで支えていたのでヤバい気はしていたのですが、構造が判らなくて切り離すワケにもいかず放置していましたが、こうなってはしかたがありません。支えの構造は無視して真鍮線でつなぎます。ただし、薄い翼に段落ちのフラップを取り付けるので真鍮線をクランク状に曲げて取り付けます。
爆弾は、雰囲気を見たかったので真鍮線で差し込んであるだけなのでこの後に取り外しておきました。
余計な工作が増えましたが、汚し塗装は徐々に進んでいます。一回ごとの変化が少ないので途中の写真ではよく分かりません。一回ごとの乾燥時間もバカにならず、一番時間が掛かっています。
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