ハセガワ 1/32 雷電 製作記 その9 8/31
デカールは半乾燥の時にマークソフター代わりのMr.水性ホビーカラー薄め液を塗って密着するようにしていましたが、一晩乾燥させてみると、国籍マークの中央部分に浮いている部分が見られます。予想はしていましたが、下地がリベット打ち、べコベコ表現で平らな面ではないので多少の浮きはしょうがありません。
気を取り直して、浮いている部分にニードルで極小の穴を何箇所か開けて薄め液を塗り密着させます。実際には、密着するまで何回も繰り返しています。
デカールがよく密着したら一晩乾燥させます。
いよいよ銀剥がし、ハゲチョロを加えます。いつもなら、パネルに沿ってデザインナイフではがしてゆきますが、今回はリベット打ち、べコベコ表現をしていますのでこれを強調するように #1300のスポンジペーパーで表面を軽くヤスリます。そうするとリベットの周りがハゲてリベットラインが浮き出てきます。
リベットラインが浮き出てきて非常に楽しいのですが、全体に施してしまうとクドイ表現になるので、見せたい部分を中心に徐々に周辺部分に広げてゆきます。
剥がすのが楽しいです。たくさん打ったリベットが浮き出てくるので苦労がむくわれる思いです。
カウリングも同時進行して機体と整合性を取ります。複雑なリベットラインを苦労しながら打ったのでそれを見せたい気持ちも有りますが、過剰にならないように少しずつ剥がして様子を見ます。
この時点まではデカールが良く密着しているので保護のクリアーコートをどうするか迷っていましたが、薄いクリアーを2回ほどコートしました。ちょうど良かった全体のツヤが変化してしまいましたので、再度全体を#1300のスポンジペーパーでこすりました。
カウリングと機体と合わせてみてハゲのバランスを見ます。主翼上面の給弾パネル、機銃点検孔、搭乗員、作業員の歩く場所などは少し多めに剥がします。スポンジペーパーだけではなくデザインナイフの先でも剥がしてゆきます。
機首は目の行く場所なのとエンジンの整備などでハゲが多いと思うのでこんな感じになっています。
スポンジペーパーで擦った跡はつや消しになってしまいますが、キムワイプ、ティッシュなどで磨いてやると実に良いツヤ加減になります。半ツヤ~ツヤ有りの中間ぐらいのツヤで、塗料でコートした感じとは違った硬質のツヤになります。
胴体はべコベコ表現をしていますが、実機の写真を見ると凹んでいても塗料の剥がれはあまりないので、剥がれは控えめにして、その分磨いてべコベコが判るようにしています。
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