ハセガワ 1/12 Honda NSR500 クローズアップ 12/27

　ハセガワより発売されたばかりの
BK-4　Honda NSR500　’1989 WGP500 チャンピオン ’
のクローズアップです。
　NSR250、YZR500と来てNSR500の登場でした。現在の金型技術で細かい部分までこだわって再現してあり、とても解像度の高いキットになっています。
　鈴鹿サーキットのゲートの手前から聞こえてくるカン高い排気音、シケインでのオイルの焼ける臭い、ヘアピンで高くフロントを持ち上げて加速する姿がよみがえって来ます。

　正立サス、倒立サスブレーキもノーマルとカーボンブレーキを選択でき、それぞれ使用するパーツが違ってくるので注意が必要です。
　B、G、Jパーツです。
アンダーカウル、シートカウル、フロントフェンダー（正立、倒立用）などです。
　カウルの縁は鋭くシャープで手が切れそうです。エアアウトレットも開口されていて縁も限界の薄さです。



　Cパーツです。
ホイール、レーシングスタンド、などです。
　細かい部分の表現が素晴らしいです。




　Dパーツです。
フレーム、エンジン本体、ガルアームなどです。
フレームの内側は省略されて肉抜き穴がそのままのキットが有りますが、ちゃんとフレーム内側も再現してあります。これはポイントが高いです。





　Eパーツです。
チャンバー、ラジエター、シート座面などです。
　チャンバーの溶接跡、固定用のスプリングも再現されています。



　Aパーツです。
アッパーカウルです。
　曲面だらけですが、金型の分割で綺麗に抜けています。縁も薄々で良い感じです。パーティングラインを綺麗に消しておきましょう。

　Fパーツです。
ハンドル周り、フロント、リヤブレーキ、チェーンなどです。
フロントブレーキ裏面には押し出しピンの跡が薄く残っているので消しておきましょう。




　M、NQ、R、S、パーツです。
フロントフォーク（正立、倒立）、カーボンブレーキ、ブレーキキャリパーなどです。
　ブレーキの違いでキャリパーも違ってきます。


　Uパーツです。
カーボンブレーキのカバーになります。


　透明パーツ、前後タイヤ、ケーブル類、ネジ、スプリングです。
ウィンドスクリーンの透明度は十分厚みも頑張って薄くなっています。


　カルトグラフ製のデカールとタイヤマークです。
発色、厚み共に申し分有りません。残念ながら、タバコ規制でロスマンズのロゴが使えずレーシングとなっています。ここだけはサードパーティのデカールに頼るしかありません。しかし、スポンサーマークの縁取りは美しい金色なので捨てがたい・・・。










21711　Honda NSR500用　エッチングパーツ
　別売りされている純正エッチングとエアファンネルカバーのセットです。
バイクキットの常でブレーキディスクはどうしても厚めになってしまいます。車と違ってブレーキがむき出しのバイクは、ここをエッチングに変えると大きく印象が変わります。ただし、組み込むにはけっこうタイトな工作が要求されるので慎重に工作する必要があります。エアファンネルのメッシュカバーは精密感を高めるのに大変有効です。





　新しいキットは、1/12でもボルトなどの表現もキッチリ再現してあり丁寧に組んで塗り分けするだけでも十分な完成度になります。　ウッ、ウッ、かなり作りたいゾーーっ。
　おあとがよろしいようで、それでは股。