ヨーデル 1/8 CBX1000 製作記 その4 11/29

　バイク模型の鬼門がブレーキディスクです。
ボルトをレジン製に変えるだけでも良いかと思いましたが、裏面には押し出しピンの跡がガッツリあります。厚みもノギスで測ると1.2ｍｍあり、約1ｃｍ相当で厚すぎます。押し出しピン跡を消しながら厚みを0.8ｍｍ程度まで薄くしたいですが均一に削るのと消えたモールドの再生をどうするのかが悩み所です。

　
　幸いにも３ｍｍのプラ棒がちょうどはまったので、そのままリューターにかましてカッターの刃を水平に当てて外側が徐々に薄くなるように削ってゆきます。少しずつ当てないと暴れるので注意しながら、途中で厚みを測りながら0.9ｍｍまで薄くしました。もう少し薄くしたいところですが、これ以上はチョット怖いのでコレくらいにしておきます。


　裏面のブレーキパット痕は、カッターナイフの刃を立てて少しずつ彫って行きました。実際にはそんな溝にはなっていないのですが、表のモールドとのバランスを取っています。これでやっとボルトが植えられます。


　リヤのスプロケットのボルトは大きすぎるのでレジン製に交換します。奥まっているのでデザインナイフで・・という訳にいかず彫刻等刀で少しずつ削ります。
　裏面はヒケが大変な事になっています。内側なので見なかったことにしようと思いましたが、仮組みしてみると反対側からチラッと見えるので見える部分だけヒケを埋めておきます。

　これで安心してボルトを植えられます。
やはり、キットのモッタリした表現からシャープになった気がします。後は塗装しだいです。
　ボルトは良くなったと思いますが、スプロケット自体に何かすごく違和感を感じていましたが、歯の部分が尖っていないのに気がつきました。歯の部分はチェーンと噛み合うために尖っていなくてはいけません。彫刻刀で裏表から削って尖らせました。