ハセガワ 1/48 二式水戦 製作記 その7 8/22
塗装で外板のペコつきを何とか表現できない物かと実験してみます。
128番 灰緑色うをベースに、白を混ぜた色とマホガニーを混ぜた色の2色を作ってパネルごとに薄く塗って行きます。
マホガニーを混ぜた濃い方の色をパネルラインギリギリに筆で塗ってゆきます。外板の凹みの影を意識しながら均等にならないように強弱をつけています。
白を混ぜた明かるい方の色を外板の凹みの光の当たっている部分を意識しながら筆で書き込んでゆきます。せっかくキレイに塗れていたのにマダラですごく汚くなった気がします。本当にこれで良かったのか・・・。
何かバッチくなってしまいましたが、退色表現として、この上から128番 灰緑色に318番 レドームを混ぜて茶色味を加えて明るくした色を薄く重ねてゆきます。塗るというよりフィルターをかける感じで、コントラストが強くバッチくなった部分をマイルドにしてゆきます。
塗り終わってみると、全体にマイルドになりすぎた感じで、外板のペコつき表現としては失敗でした。とても凹んでいるようには見えません。反面、塗装の情報量は非常に微妙な変化が格段に増えて、よく見るとなかなか味わい深い感じになっています。カメラではその微妙さが捉え切れていません。
焦って汚し、スミイレをするところでしたが、デカールを先に貼ります。
ジェット機と違ってごくシンプルで心が洗われます。ニス部分は極力切り取り貼っています。日の丸、胴体の青帯、は言うに及ばず、垂直尾翼の部隊番号もニス部分を切り取ってバラバラにしています。
主翼の赤枠は一度貼ってから半乾きの時に使い捨てメスで押し切るようにして枠だけを残して中のニス部分を切り取っています。
最後にMr.水性ホビーカラーの薄め液をマークソフター代わり筆塗りして密着させます。
汚しがニスの部分に乗りにくいのと、ツヤが違って目立ちやすいのでニス部分は極力切り取るようにしています。
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