ハセガワ 1/450 日本海軍 戦艦 大和 クローズアップ 6/3
ハセガワの新製品 1/450 日本海軍 戦艦 大和 のクローズアップです。
先週発売されたばかりのニューキットで、完全新金型 1/450スケール全長585mm 全幅91mmの大型キットにもかかわらず定価が4725円と大変安く設定されています。
最近の艦船模型の傾向は1/350、1/700共に超細密化の傾向が強く比例して価格も高めになっていました。中級以上のモデラーならば、超細密ドンと来い、むしろ大好物 ご飯3杯いけます。なんですが、初心者、ちょっと作ってみようかの人には ちょっと厳しい内容になっていました。
ハセガワの1/450 大和は、現在の艦船モデルディテールをスライド金型を使って盛り込みつつ、組み立て易いようにパーツを一体化して省パーツ化と低価格を実現しています。
袋から出してパーツのモールドが見易いようにスミイレしています。気になっているけど、どんな内容なのか迷っている人は参考にして下さい。
Aランナーです。 引いて写真を撮っていますが、デカイです。製作中の取り回しを考えるとギリギリの大きさでしょうか?。完成すればリッパな大きさになります。満足度は高いでしょう。
スミイレしてみると船体にはみっちりモールドが施してあります。スライド金型を使ってビジキールも一体成型されています。よく見るとスライド金型のパーティングラインが走っていますのでモールドを消さないように削るか、何もしない というのも手です。
船体の他にはランナー5枚とシールのみのシンプルな構成です。
Bランナーです。船体上部甲板などです。スミイレすると良く判りますが木甲板の表現は良好。甲板の滑り止め、アンカーチェーンなども良く表現されています。三連銃座の台座、ホーサーリールは一体でモールドされています。モールド自体は1/350と比べても遜色ないと思います。
甲板は前、中、後の3分割で合わせ目の出にくい分割になっています。
Cランナーです。
中央構造物、船尾甲板などです。艦橋左右分割ですが、細かいモールドが入っています。マストは一体成型してありました、切り離す時に気をつけないと折ってしまいそうで注意が必要です。
Dランナーです。これが2枚入っています。
主砲、副砲、高角砲、三連機銃、水偵、飾り台等です。確かに尖った1/350キットのパーツに比べると省略されている部分も有りますが、モールド自体は悪くありません。主砲、副砲の砲口はスライド金型で開口済みです。
砲塔には細かいモールドが入っています。シールド付き高角砲も同様に良い感じです。主砲は上下可動で仰角が変えられるのが1/350キットとの違いで、あえて防水布の表現を弱めて完成後にも遊べるようになっています。
Eランナーです。
船体に組み込む桁パーツ、煙突、スクリューシャフトなどです。部品ランナーは以上です。
1/350キットだと別パーツの煙突に付く蒸気捨て管は一体成型されています。気になる人は少し彫り込んでも良いでしょう。船体の剛性を高める桁パーツは最近の艦船模型には必須のパーツです。
組み立て説明書には初心者でも解り易いように、どんな接着剤を使ったら良いのかも書いてあります。旭日旗、艦載機のマーキングはシールで再現しています。
大きさがあり、価格も安く、初心者でも完成させられて精密感もあるキットとして大変面白いコンセプトの良いキットだと思います。気負わずに作れる所が二重丸です。確かにこんなキットが無かったのが不思議でした。
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