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2013年5月11日 (土)

ハセガワ 1/48 F-8E クルセイダー 製作記 その34 5/11

 お客さんから汚し方が良く判らないと言う事で現物でいろいろお話をしましたが、ブログでも順を追って解説しておきましょう。
ただし、汚し方は千差万別、モデラーの数だけ解答が在りますから、あくまでも自分の中の解答の一つです。次回も同じ方法をするとも限りませんし現時点での自分なりの解答です。 

Dsc05094_2_2 基本塗装の時のムラは退色表現と考えていますので汚しとは別物と思っています。
まず、AK075 NATO車輌用ウォッシュをパネルラインの左右と下方を中心に筆で塗ります。写真で見ると結構だだくさに塗っています(汗)。

 
Dsc05095_2_2 1時間ほど乾燥させてから、コシの強めの平筆で延ばすように馴染ませてゆきます。筆の動きは基本的に上下に動かしたり、ピンポイントでこまめに動かしたりして筆跡を馴染ませてボカすようにしています。


Dsc05098_2_2 筆跡が消えて汚しが馴染んでいますが、全体にぼやけた印象になっています。綿棒にAKの溶剤を少し付けてパネルの中ほどを中心に拭き取ります。これで明るい色の下地の塗装が出て明暗の階調の幅が広がります。このままでもKOと言えばKOなのですが模型的な汚れの強調を加えます。

Dsc05099_2_3 汚れは機体の立体感を強調するように、上面は控えめ、側面は強め、下面はちょっと控えめにします。加えて機首から尾部にかけて徐々に汚れていくようにしました。
尾部の側面は一番汚れていることになりますが、ただ汚くなってしまってはいけませんから強く残る汚れをピンポイントで面相筆で書き込んでゆきます。

Dsc05149_2_4 時間切れの関係で、上記の状態で一晩放置しました。落ちなくならないか心配でしたが問題ありませんでした。
面相筆、綿棒などで濃い汚れの部分を残しつつ馴染ませます。拭き取りながら馴染ませる感覚です。

 時々全体のバランスを見てその都度不自然な所は修正します。半ツヤクリアーでコートした上から汚しているので修正も容易でした。参考になったでしょうか?。

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