イースタンエクスプレス 1/35 KV-85 製作記 その16 6/4

　スミイレ、ウォッシングがだいたい済んだので足回りの汚しにかかります。
タミヤのアクリル塗料 XF-52フラットアースを軽く吹いて、アルコールで落として行きます。落とすというより ’溶かす ’と言う感覚に近いかもしれません。まずは、練習を兼ねて車体の奥まった所に吹き付けてみます。

　初めてアルコール落としに挑戦した ZSU-23-4 シルカを製作した時の反省を踏まえて、アクリル塗料は、厚く吹かない、乾かしすぎないの２点に注意して、片面ずつ塗って、落としてを繰り返しました。自分の使っている燃料用アルコールは厚塗り、又は乾かし過ぎると、落とし難くなる傾向がありました。シルカの時はこれで大変苦労しました。

　前と後もこんな感じで吹き付けてみました。



　履帯と転輪も同様にアルコールで落としています。転輪の凹んだ部分にアクリル塗料が溜まって、なんとも良い感じになっています。


　車体に組んでみるとなかなか良い感じです。
ここで、転輪の履帯の接する面に塗っておいたメタルカラーのダークアイアンを綿棒で擦って磨いてみます。アリコール落としをしたせいか、ダークアイアンの輝きが今一つでした。

　ダークアイアンの部分を４Bの鉛筆で擦って、さらに綿棒で擦っています。鉛筆のムラを伸ばすと余分な粉を落とします。履帯の側も先ほどの綿棒で擦っておきます。ついでにセンターガイドと誘導輪、起動輪も擦っておきました。

　一通りアルコール落しが済んだ状態です。
履帯を組んでみると、左右で濃さが違ったので修正します。まだ、車体上面、フェンダー、砲塔もアルコール落しで汚しを加えてゆきます。