ハセガワ 1/48 F-16Aプラス 製作記 その5 11/9

　なかなか製作の時間が取れず遅れ気味ですが、少しずつ進めています。
仮組みをして判っていましたが、キャノピーの透明部品が箱の中で押されて変形して裾広がりになっていました。これは、思ったより痛いです。
クリアーとスモークの２種類が入っていましたが、スモークはさらに広がっていました。

　お湯ににつけて修正も考えましたが、強引に接着することにしました。
セットしてみると前方は大丈夫ですが、後方は左右各2mmずつ広がっています。非常にハイリスクですが、指でグッと押さえつけて瞬着（サラサラタイプ）を片側3箇所ずつ点付けして固まるまで我慢します。３回失敗してやっとちょうど良い位置で固定できました。

　瞬着の白化のリスクも何とか回避できて位置が固定できたのでプラ用接着剤で接着します。これが乾いたらラッカーパテに黒の塗料を混ぜた物で隙間を埋めてゆきます。よく乾燥させたら、キャノピーの透明部分をマスキングテープでざっと覆って傷つけないようにして、ペーパーを当てます。キャノピーラインは彫り直しますので、とりあえず盛って削ってラインを消します。

　マスキングする直前に気がつきましたが、無理やり曲げて接着したせいでキャノピーに細かいヒビが入っています・・（泣）、通常は見えませんが、光に透かすと結構見えます。ここにエナメルの薄め液が染み込んだら・・・恐ろしい。

　ここまで来たらキャノピーをマスキングします。
キャノピーラインは４回ほど彫り直しています。ラインが乱れ易く、その都度盛って削って彫っての繰り返しでした。コツは力を入れずに何回もなぞって徐々に深くしてゆく事だと思います、力を入れると必ず変な方向に乱れました。

　直線部分はマスキングテープの細切りで、曲線のキツイ部分はマスキングゾルで覆います。マスキングゾルはガッチリ食いつくハセガワ製です。食いつきすぎて取れなくなる事もありますが（経験済み）、キャノピーはコンパウンドとシリコンポリマーで磨いてあるので大丈夫でしょう。このマスキングゾル塗装面には色移りするのでNGです（経験済み）。

　キャノピー後部は黒い部分があるので、まず黒から塗りました・・！！機内色を先に塗るのを忘れていました！、どうか、ばれませんように。透明部分の色透け防止の為、クリアー部分は黒く塗りつぶしておきます。黒いラインを残す為、さらにマスキングしておきます。ついでにレドームもMr.カラー３０７番で塗っておきます。
　主翼、水平、垂直尾翼には放電索が有ります。無視するわけにはいきませんが何せ細いです。ピンバイスで穴を開けて真鍮線で・・とも考えましたが、とても翼端の細い所に穴を開ける自信が無いので極細ラインを黒い瞬着で固定します。普通の瞬着より位置決めの時間が取れるので楽勝でした。
　来たい後部のライトも透明化しておきました。ピンバイスで穴を開けて（センターを微妙に外したのは秘密です）、キャノピーの透明ランナーを炙って差し込んで平らに削って接着しました。８００番までペーパーを掛けてあれば磨く必要も無いので接着剤をひと塗りして終わりです、マスキングゾルをツマヨウジで点付けして終了です。

　これで基本塗装に入れます。