ドラゴン 1/35 E-100 製作記 その2(終) 7/10
過去記事のお引越し E-100編の最後です。
4月17日(2010年)のモケ花の宿題&モケモケ展示会3月のお題 ’ ifの世界 ’ のドラゴンE-100です。
大きい車体のダークイエロー単色は、ことのほか難しいです。油彩のコバルトブルー(安い方)、ローアンバー(茶系)、テールベルト(グリーン系)でフィルタリングしてゆきます。並行して、後回しだったキャタピラの塗装も進めます。スカートが有るので転輪の上側のキャタピラは省略しようと思っていましたが、水平に見ると微妙に見えることが判明、しょうがなくこちらも制作します。転輪の接地面は3Bの鉛筆で擦ってから綿棒でぼかしてキャタピラとの擦れを表現しておきました。
フィルタリングは、ごく薄い色を乗せています。肉眼で良く見ると色味が変化しているのが解る程度で、デジカメではほとんど判別できません。
ウォッシングは、セピアで薄く溶いたものを何回も重ねています。濃さはコレくらいです。
濃い色過ぎると、取り返しがつかないので薄い色を様子を見ながら重ねてゆく方向で進めます。
足回り、キャタピラを一通り汚したらキャタピラを組み付けてもう一度馴染ませるように汚します。しかし、起動輪とキャタピラの位置が合いません。起動輪の軸が短いのが原因ですので3mmのプラ棒で作り直して延長しました。
スカートが有るとキャタピラが取り付けられません。真鍮線で軸を打って取り外しできるようにしてあります。キャタピラが固定できたら、改めて取り付けます。
スカートをつける前にキャタピラと転輪を汚します。脳内設定はベルリン戦なのでパステルでコンクリートの埃のような色を調色して全体にうっすらとまぶしました。固定はタミヤアクリル薄め液とマークセッターを1:1で混ぜた物を水で薄めて垂らしてゆきました。
ウォッシングは薄い物を重ねるので拭き取りはしません。変化が少ないので終わりが見えないですが、スミ入れもかねていますが、特別濃くせず、自然な凹みの強調を目指します。水平面と垂直面の違いも強調して箱形をより感じるようにしてゆきます。
3月のお題と言うことで一旦完成としますが、モケ花まで少し時間が有りますのでさらに手を入れて見たいと思います。試作車輌だってエンジン整備もするでしょうし、テストで乗員も乗り降りしますから、エンジンデッキの油汚れ、ハッチ周辺の擦れ、若干の剥げを追加しようと思います。
とりあえずコレでお終いとなります。でっち上げモデリングは楽しかったです。反面、塗装は奥が深かったです。まだまだ底が見えない感じでした。
押入れの中のもう一つのドラE-100は当分お預けですが、その時は末期の迷彩で塗ってみたいです。
2011年記:とりあえず完成と言うことでこの時のままで保管してありますが、今見ると絶好のカラーモジュレーション塗装の実験材料に見えます。ワンフェスが終わるまでは身動きできませんが、モジュレーション、バリアコート剥がしなどの実験をいずれやってみたいです。
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